ヒーリングニュースvol.75 冷やす？それとも温める？

ＧＷも終わり、少しずつコロナ対策の緩和がみられるようになって来ました。また、運動会も早い学校では終了を迎え、今年は以前より厳しい制限がなく、観戦が出来ているというお声を聞きます。

 ６月を迎え、徐々に暖かい日が続き、体を動かす機会が増えて来るのではないでしょうか。

痛みが出た時は、冷やした方が良いのか。それとも温めた方が良いのか。分からなくなることはありませんか？そのような場合の対処法をご紹介いたします。

＜冷やした方がよい場合＞

　ぶつけた、捻った、何かを持ち上げて痛くなったなど、はっきりした原因がある場合は、まずは冷やして下さい。冷やすやり方も、ただ湿布を貼るのではなく、保冷剤やアイスノン、氷嚢でしっかり冷やすのがポイントです。

怪我をした場合は、患部が炎症を起こしています。

炎症の炎は、「ほのお」です。簡単に説明すると、患部が火事を起こしています。そのような状態の時に、お風呂でゆっくり温めたりしてしまうと、火に油を注いでいるのと同じことになります。凍傷を起こさない程度によく冷やして下さい。炎症期は、症状の度合いによりますが、　２４時間～７２時間です。１回２０分位を目安に数回に分けてよく冷やして下さい。

寝るときは、冷やすのが難しいのでその時は、湿布を使って下さい。

＜温めた方がよい場合＞

特に痛みを引き起こす原因がはっきりしていない場合は、温めてあげると楽になることが多いです。その理由は、ストレスや疲労、冷えなどが原因で筋肉が硬くなり、血流が阻害されて痛みがでることが多いです。

このような場合は、ゆっくりお風呂で温めたり、軽いストレッチなどをして、身体を休ませてあげると楽になりやすいです。

＜どちらをすれば良いのか分からない場合＞

　そのような場合は、冷やして下さい。

痛みが強い場合は、患部を冷やして症状が強くなることは、考えにくいので試してみて下さい。

＜原因が分からず、痛みが強い場合＞

◎動かすと痛い場合

　筋肉と関節が動いて患部を刺激している恐れがあるので、当院にご相談下さい。

◎安静にしていても痛い場合

　安静にしている時に働いているところは、心臓や内臓の臓器です。特に、夜痛みが強く寝ることが出来ない場合（夜間痛）は、内科的疾患を先ず考えないといけないので、医療機関の受診をおすすめいたします。

《冷湿布と温湿布の使い方》

（冷湿布）

　保冷剤などと違いそこまで冷やす訳ではありません。でも、急性期、慢性期共にどちらでも対応が出来るので、就寝時等に使用すると楽になるかも知れません。

（温湿布）

　慢性期の症状に使うため、以前は、粘着面が黄色く唐辛子が塗り込まれていました。最近は、粘着面も白くなっていますが、発汗作用が含まれているため、血行を良くしていきます。そのため、皮膚の弱い方は、お風呂に入る３０分前に剥がさないと、ヒリヒリするため気をつけて下さい。

《Google等に当院の口コミ・評価をお願い致します》

　よろしかったら、施術及び院内の雰囲気などを評価して頂けると、初めていらっしゃる患者さんの参考になりますのでご協力お願い致します。

【Ｒ４　６月の休み】　　　　　　　

５日（日）　１２日（日）　１９日（日）　２６日（日）