ヒーリングニュースvol.66

８月下旬から９月上旬まで、お休みを頂きありがとうございました。
体調の方は、だいぶ良くなりました。
ご心配をおかけした皆様、申し訳ありませんでした。

無理をせず、徐々に身体を元の状態に戻していきたいと思いますので、ご理解の程宜しくお願い致します。

食事を大昔は２食、　現在は３食になった理由

鎌倉時代から室町時代にかけて、日本人の食生活にいくつかの変化が起きたそうです。
その一つが、一日３食の習慣が徐々に広がったといわれています。

古代の日本では、夜明け前に起きて仕事をして、気温が上がる１０時ぐらいに家に戻って、朝と昼食を兼ねた食事を摂り、夕飯は夕方４時頃に食べていたそうです。
宴会などを行う際は、午後２時から始まり日知没までという風習で、暗くなると誰もが床につく生活をおくっていたそうです。
日本はとくに夏が蒸し暑いので、涼しいうちに仕事を片付けるのは合理的だったといえます。
また一説によれば、１６５７年の江戸を襲った「明暦の大火」は江戸時代最大の延焼面積と10万人の死者を出した大惨事。
現在の文京区、本郷の本妙寺から出た火は乾燥した北西風に煽られ江戸の町の6割を焼き尽くし、町を復興するために、各地から大工、左官屋などの職人たちが集まってきたことで、食を取り巻く事情が変化したともいわれています。
理由は、肉体労働のため当然　１日２食ではお腹が減ってもちません。
そのため、食事をするために家に帰ってもいられないので、江戸のあちらこちらに屋台や飯屋ができるようになり、にわかに外食産業が栄えたといわれています。
また、復興のために働いていた職人に、正午過ぎにも食事を出すようになったともいわれています。

他にも物流がよくなったおかげで、照明用の菜種油が広く出回るようになり、起きている時間が長くなったことやエジソンがトースターを発明したからというのも１日に３食になった理由の一つです。

またこのような説もあります。
現在の日本人男性の平均身長は約１７０、５ｃｍです。
でも、縄文時代～弥生時代初期までは、平均１５６ｃｍ、弥生時代末期～古墳時代までは１６０．５ｃｍ、１４世紀～１６世紀まで、１５７ｃｍ、１８世紀まで１５５．５ｃｍ、１９世紀まで、１５７ｃｍぐらいといわれています。　それまでは、基本１日２食という習慣でしたが、日本人の体をもう少し大きくさせたいという目的で、１日３食にしたともいわれています。

お相撲さんは、なぜ１日２食なのか？

力士の一日のスケジュール
◎朝起きたら食事前に６時から１０時頃まで「朝稽古」
◎１１時ごろから朝昼込みの食事（１回目）
◎午後は昼寝や自主トレの時間
◎午後６時ぐらいから夕食（２回目）

１日２食は痩せるのか？

太るか痩せるかというよりも、１日に摂取する総カロリーが重要なポイントになります。
お相撲さんは１日２食しか摂りません。
しかし、１日の総カロリーは約８０００キロカロリーになるため、一般女性の約４倍になります。
しかもお相撲さんは限界を超えてまで無理やり食べて体づくりをしています。
大切なのは、食事の総量とバランスです。
この基本的なところを抑えておくと、１日２食でも３食でも大丈夫です。
しかし、１日３食の方が、バランスのよい食事が摂りやすいので、一般的には３食が基本になります。