腰痛にスクワットは効果なし?整体師が教える本当に効く正しいやり方
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腰痛にスクワットは本当に効果がないのでしょうか?実は、やり方次第で腰痛改善に役立つ一方で、誤った方法ではかえって悪化させる危険性もあります。この記事では、整体師の視点から、腰痛持ちの方が安全かつ効果的にスクワットを行うための正しい方法を徹底解説します。腰痛の原因に合わせたスクワットの選び方、正しい姿勢や負荷、さらには日常生活でできる腰痛対策や整体ケアの重要性まで、あなたの腰痛を根本から改善するための具体的なヒントが得られます。
1. はじめに 腰痛とスクワットの関係性
多くの方が一度は経験する腰の痛みは、日常生活の質を大きく低下させる深刻な悩みです。現代社会において、デスクワークの増加や運動不足など、様々な要因が腰痛を引き起こす原因となっています。そんな腰痛の改善や予防策として、「スクワットが良い」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
スクワットは、下半身を中心に全身の筋肉を使う効果的な運動として知られています。しかし、一方で「スクワットをしたら腰痛が悪化した」「腰痛持ちには危険な運動だ」といった声も耳にすることがあり、腰痛とスクワットの関係性について疑問や不安を抱いている方も少なくありません。
果たして、スクワットは腰痛持ちにとって本当に良い運動なのでしょうか。それとも、かえって腰痛を悪化させるリスクをはらんでいるのでしょうか。この疑問に対し、本記事では整体師の専門的な視点から、腰痛とスクワットの真の関係性を詳しく解説していきます。
スクワットが腰痛に効果的なケースとそうでないケース、そして腰痛を抱える方が安全に、かつ効果的にスクワットを行うための正しい方法や注意点を具体的にご紹介します。さらに、スクワットだけでは解決しない腰痛へのアプローチとして、整体師が推奨する日常生活でのケアや専門的な施術の重要性についても触れていきます。この情報を通じて、あなたの腰痛改善に役立つヒントを見つけていただければ幸いです。
2. 腰痛にスクワットは本当に効果がないのか?整体師の視点
「腰痛があるからスクワットはやめた方が良い」「スクワットは腰に悪い」といった声を聞くことがありますが、本当にそうなのでしょうか。整体師の視点から見ると、スクワットが腰痛に与える影響は一概に「効果がない」あるいは「悪い」と断言できるものではありません。
スクワットは全身運動であり、正しく行えば腰痛の改善や予防に役立つ場合があります。しかし、一方で、誤った方法で行ったり、特定の腰痛の状況下で行ったりすると、かえって症状を悪化させてしまう危険性も持ち合わせています。ここでは、スクワットが腰痛に効果的なケースと、注意が必要な危険なケースについて詳しく解説していきます。
2.1 スクワットが腰痛改善に効果的なケース
スクワットは、体の中心となる大きな筋肉を同時に鍛えることができる優れた運動です。特定の腰痛の原因に対しては、非常に効果的なアプローチとなり得ます。
2.1.1 腰痛の原因が筋力不足や姿勢の乱れの場合
現代人の腰痛の多くは、日常生活における筋力不足や姿勢の乱れが原因で引き起こされていることがあります。特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、体幹の筋肉や下半身の筋肉が衰え、正しい姿勢を維持することが難しくなる方が増えています。
スクワットは、お尻の筋肉(大臀筋)、太ももの前(大腿四頭筋)、太ももの裏(ハムストリングス)など、下半身の大きな筋肉群を効率良く鍛えることができます。これらの筋肉が強化されることで、日常生活での体の動かし方が安定し、腰への負担が軽減されます。また、スクワットを正しく行う過程で、自然と正しい姿勢を意識するようになり、姿勢の改善にも繋がるため、結果として腰痛の緩和が期待できます。
2.1.2 体幹の安定性向上による腰痛予防効果
腰痛の予防や再発防止において、体幹の安定性は非常に重要です。体幹とは、お腹周りや背中、骨盤周辺の筋肉の総称で、体の土台となる部分です。この体幹が不安定だと、腰に余計な負担がかかりやすくなり、腰痛のリスクが高まります。
スクワットは、下半身だけでなく、体幹の筋肉も同時に使う運動です。特に、腹横筋や多裂筋といったインナーマッスルを意識して行うことで、体幹の安定性を高める効果が期待できます。体幹がしっかりと安定することで、日常生活での動作やスポーツ時の衝撃を効率良く吸収し、腰への負担を軽減し、腰痛の予防に繋がるのです。
2.2 スクワットが腰痛を悪化させる危険なケース
スクワットが腰痛改善に役立つ一方で、状況によっては腰痛を悪化させてしまう危険性も存在します。特に注意すべきは、誤ったフォームでの実施と、すでに症状がある場合の無理な運動です。
2.2.1 誤ったフォームでの実施
スクワットは全身運動であるがゆえに、誤ったフォームで行うと、特定の部位に過度な負担がかかり、特に腰に大きなストレスを与えてしまいます。これにより、新たな腰痛を引き起こしたり、既存の腰痛を悪化させたりする可能性があります。
以下の表は、スクワットの誤ったフォームとそのリスクを示しています。

これらの誤ったフォームは、腰椎や周囲の筋肉、関節に不必要なストレスを与え、腰痛の悪化や新たな痛みの原因となるため、正しいフォームの習得が非常に重要です。
2.2.2 すでに炎症や神経症状がある場合
すでに腰に炎症が起きている場合や、しびれ、強い痛み、麻痺などの神経症状が出ている場合は、スクワットを行うことは非常に危険です。このような状況下での運動は、症状をさらに悪化させ、回復を遅らせる原因となることがあります。
例えば、急性期のぎっくり腰や、坐骨神経痛のように神経が圧迫されている状態では、無理に体を動かすことで炎症が広がり、神経への刺激が増す可能性があります。このような場合は、まずは安静を保ち、専門家による適切な診断と処置を受けることが最優先です。痛みが強い時や、症状が改善しない場合は、自己判断で運動を続けず、必ず整体師などの専門家に相談するようにしてください。
3. 整体師が教える 腰痛持ちのための正しいスクワットのやり方
腰痛をお持ちの方がスクワットを行う際には、ただやみくもに行うのではなく、整体師の視点から見た正しいフォームと方法を習得することが非常に重要です。間違ったやり方は腰痛を悪化させるリスクがあるため、安全かつ効果的に行うためのポイントをしっかり押さえていきましょう。
3.1 腰痛を悪化させないスクワットの基本姿勢
腰痛持ちの方がスクワットを行う上で最も大切なのは、腰に負担をかけず、痛みを悪化させない基本姿勢を身につけることです。以下のポイントを意識してください。
3.1.1 足の幅とつま先の向き
スクワットの基本姿勢として、まず足の幅とつま先の向きを適切に設定します。一般的には、肩幅よりやや広めに足を開き、つま先は少し外側に向けるのがおすすめです。これにより、股関節がスムーズに動きやすくなり、膝や腰への負担を軽減しやすくなります。ご自身の体格や股関節の柔軟性に合わせて、最も安定し、無理なく深くしゃがめる位置を見つけることが大切です。
3.1.2 膝と股関節の動かし方
スクワットでは、膝だけでなく股関節を意識して動かすことが腰への負担を減らす鍵です。まず、お尻を後ろに突き出すように股関節から曲げ始める意識を持ちましょう。膝はつま先と同じ方向に向かって曲げ、内側に入らないように注意してください。よく「膝がつま先より前に出ないように」と言われますが、これは股関節をしっかり使えているかの目安です。背中が丸まったり反りすぎたりせず、自然なS字カーブを保つように意識してください。
3.1.3 体幹の意識と呼吸法
腰痛予防には体幹の安定が不可欠です。スクワット中も、お腹をへこませて腹筋に力を入れる「ドローイン」を意識し、体幹を安定させましょう。これにより、腰椎への負担が軽減されます。呼吸法も重要で、息を吸いながらゆっくりと体を下ろし、息を吐きながら立ち上がるようにします。呼吸と動作を連動させることで、より安定したフォームを保ちやすくなります。
3.2 腰痛改善に効果的なスクワットの負荷と回数
正しいフォームを習得したら、次に適切な負荷と回数でスクワットを行うことが、腰痛改善への効果を高めます。無理なく、しかし着実に効果を得るためのポイントをご紹介します。
3.2.1 無理のない範囲で始める
腰痛持ちの方がスクワットを始める際は、決して無理をせず、ご自身の体力や痛みの状態に合わせて負荷を設定することが最優先です。最初は、回数を少なく、深くしゃがみすぎない「ハーフスクワット」や、椅子を使う方法から始めてください。痛みを感じたらすぐに中止し、無理に続けることは避けてください。少しずつ慣れてきたら、徐々に回数や深さを増やしていくようにしましょう。
3.2.2 継続が腰痛改善の鍵
スクワットは、一度行っただけで劇的な効果が出るものではありません。腰痛改善のためには、継続して習慣化することが非常に重要です。週に2〜3回を目安に、休息日を設けながら定期的に行うことで、徐々に筋力が向上し、姿勢が安定して腰痛の根本的な改善につながります。毎日少しずつでも良いので、日常生活の中にスクワットを取り入れることを目指しましょう。
3.3 腰痛持ちにおすすめのスクワットの種類
腰痛をお持ちの方でも比較的安全に行え、効果が期待できるスクワットの種類をいくつかご紹介します。ご自身の状態に合わせて取り入れてみてください。

4. スクワット以外で腰痛を改善する整体師のアドバイス
4.1 日常生活でできる腰痛対策
4.1.1 正しい座り方と立ち方
腰痛を予防・改善するためには、日々の正しい姿勢の意識が非常に重要です。特に座り方と立ち方は、腰への負担に直結します。
座る際は、椅子に深く腰掛け、骨盤を立てるように意識してください。背もたれに寄りかかりすぎず、背筋を自然に伸ばすイメージです。パソコン作業などでは、画面の高さが目線と合うように調整し、首や肩、そして腰に余計な負担がかからないようにしましょう。また、長時間同じ姿勢でいることは避け、定期的に立ち上がって軽く体を動かす休憩を取り入れることをおすすめします。
立つ際は、足は肩幅程度に開き、重心を両足に均等にかけるように意識してください。お腹を軽く引き締め、背筋をまっすぐ伸ばすイメージですが、反りすぎないように注意が必要です。横から見たときに、耳、肩、股関節、くるぶしが一直線になるような姿勢を目指すと良いでしょう。長時間の立ち仕事の場合は、片足を交互に少し前に出すなどして、腰への負担を分散させる工夫も有効です。
4.1.2 ストレッチやウォーキングの習慣化
日々の生活にストレッチやウォーキングを取り入れることは、腰痛改善に繋がります。これらは、腰回りの筋肉の柔軟性を高め、血行を促進し、適度な筋力維持に役立ちます。
ストレッチでは、腰回りの筋肉だけでなく、股関節やお尻、太ももの裏側など、腰痛に関連する部位の柔軟性を高めることが大切です。例えば、仰向けに寝て片膝を抱え込むストレッチや、四つん這いから背中を丸めたり反らせたりするストレッチは、腰への負担が少なくおすすめです。呼吸を意識しながら、気持ち良いと感じる範囲でゆっくりと伸ばし、決して無理はしないようにしてください。
ウォーキングは全身運動であり、腰回りの血行促進や筋肉の適度な強化に繋がります。歩く際は、背筋を伸ばし、お腹を軽く引き締めて、腕を軽く振るように意識しましょう。かかとから着地し、つま先で地面を蹴るようにスムーズな足運びを心がけてください。無理のない距離と時間から始め、徐々に増やしていくことで、継続的な腰痛改善効果が期待できます。
4.2 整体院での腰痛ケアの重要性
4.2.1 専門家による原因特定と施術
腰痛の原因は人それぞれ異なり、姿勢の歪み、特定の筋肉のアンバランス、生活習慣などが複雑に絡み合っていることがほとんどです。自己判断でのケアには限界があり、誤った対処はかえって腰痛を悪化させる可能性もあります。
整体師は、お客様の体の状態を詳しく検査し、腰痛の根本的な原因を特定します。その上で、骨盤や背骨の歪みを整えたり、硬くなった筋肉を緩めたり、弱っている筋肉を活性化させたりするなど、お客様一人ひとりに合わせた施術を行います。専門家の視点から適切なアプローチを受けることが、腰痛の根本改善への近道となります。
4.2.2 スクワットと整体の相乗効果
整体で体の土台となる骨格のバランスを整え、筋肉の緊張を緩和することで、スクワットをより安全に、そして効果的に行えるようになります。例えば、股関節の可動域が制限されていると、正しいスクワットフォームを取ることが難しく、かえって腰に負担をかけてしまうことがあります。
整体でこれらの制限を取り除くことで、スクワットのパフォーマンスが向上し、腰痛改善への相乗効果が期待できます。整体で体のバランスを整え、スクワットでそのバランスを維持・強化するという連携は、腰痛の根本的な改善と再発予防に非常に有効なアプローチです。
5. 腰痛とスクワットに関するよくある質問
5.1 腰痛がひどい時でもスクワットはしていいですか?
腰痛がひどいと感じる時は、無理にスクワットを行うことは避けてください。痛みがある状態で無理に運動を続けると、症状を悪化させてしまう可能性があります。まずは安静にすることを心がけ、炎症が起きている場合は患部を冷やすなど、適切な対処を検討してください。
痛みが強い間は、スクワットだけでなく、他の運動も控えるのが賢明です。痛みが和らいできたとしても、自己判断で急に運動を再開するのではなく、専門家である整体師に相談し、ご自身の腰の状態に合わせたアドバイスを受けることを強くおすすめします。専門家の指導のもとで、少しずつ運動を始めることが、安全かつ効果的な腰痛改善への道となります。
5.2 スクワットで腰痛が悪化した場合どうすればいいですか?
スクワット中に腰痛が悪化したり、新たに痛みを感じたりした場合は、すぐに運動を中止してください。無理を続けることは、症状の長期化や悪化につながります。
運動を中止した後は、以下の点を参考にしてください。
- 安静にする:まずは体を休ませ、腰への負担を減らしましょう。
- 状態の観察:痛みの種類(鋭い痛み、鈍い痛みなど)や、熱感や腫れの有無を確認してください。炎症が疑われる場合は冷やすことが有効な場合がありますが、自己判断が難しい場合は専門家にご相談ください。
- 専門家への相談:痛みが引かない場合や、日常生活に支障が出る場合は、速やかに整体師などの専門家に相談してください。腰痛の原因がスクワットのフォームにあるのか、それとも別の要因があるのかを特定し、適切な施術やアドバイスを受けることが重要です。
自己判断で痛みを我慢して運動を続けたり、誤った対処をしたりすることは避けてください。専門家の視点から、現在の腰の状態に合わせた具体的な対策を教えてもらうことが、再発防止にもつながります。
5.3 スクワット以外に腰痛に効く運動はありますか?
スクワット以外にも、腰痛改善や予防に効果的な運動は数多くあります。特に、体幹を安定させる運動や、股関節周辺の柔軟性を高めるストレッチ、そして全身の血行を促進する有酸素運動がおすすめです。
以下に、整体師がおすすめするスクワット以外の腰痛対策運動をご紹介します。

これらの運動も、ご自身の腰の状態や体力に合わせて無理のない範囲で行うことが大切です。特に痛みが強い場合は控えるか、専門家である整体師に相談し、適切な運動指導を受けるようにしてください。正しいフォームで継続することが、腰痛改善への近道となります。
6. まとめ
腰痛に対するスクワットは、一概に「効果がない」とは言えません。筋力不足や姿勢の乱れが原因の腰痛には効果的ですが、誤ったフォームやすでに炎症がある場合は悪化のリスクもあります。大切なのは、ご自身の腰痛の原因を正しく理解し、整体師の指導のもと、正しいフォームと無理のない範囲でスクワットを行うことです。スクワットと整体ケアを組み合わせることで、より効果的な腰痛改善が期待できます。腰痛でお困りでしたら、まずは当院へご相談ください。
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