冷え症対策

　師走に入りました。今年もあと一ヵ月、皆さん今年を振り返ってみてどうでしたか？一年が早く感じた方もいれば、一年が長く感じられた方もいたと思います。

長く感じられた方は、今年一年、色々な行事があったのではないでしょうか？　逆に早く感じられた方は、私みたいに、同じ生活の繰り返しかも知れません。でも、一年をゆっくり振り返ってみると、色々あったと感じるものです。

今年最後のテーマは、熱の違いについてです。電気カーペットや電気毛布を使って寝ていませんか？

先ずは先月のヒーリングでもお伝えしていますが、体の3点を温めると体の冷えが感じづらく、この冬の時期も快適に過ごせるとお伝えしました。

その3点とは？

《冷え性対策　3点の対処法》

◎首・・・マフラー、ネックウォーマー、タオルなどを巻く。

◎お腹・・・　腹巻、ホッカイロを貼る場合は、臍を中心に直接上下のお腹を触り、冷たい方に貼って下さい。

基本、臍の下の方が冷たく感じます。それは、上の方は心臓に近いため、暖かく感じます。上のお腹が冷たく感じる場合は、お腹が相当冷えています。その理由は、

夏場に冷たい物を取り過ぎると、お腹が冷え、免疫が落ち、太りやすい体質になるからです。食事改善も必要になるため、当院にご相談下さい。

◎脚・・・　レッグウォーマー、5本指ソックス。お風呂から出る際、冷水を脚に直接かけてから出ると、毛細血管が縮んで寝るときに脚がポカポカして温かくなります。冷水が苦手な方は冷たいタオルでも大丈夫です。

理由は、お風呂から出ると体から蒸気が出るからです。それは、人間の体は37度以下に保たれているため、それ以上の温度で湯船につかっていると、体の体温が上がり、元の体温に戻そうと毛細血管を広げて体温を下げます。そのため、足元を冷やすと温かくなる訳です。

≪湿熱と乾熱の違い≫

乾熱とは、乾燥した熱になるため、コンセントに差し込んで、電源を切らなければ一定の温度で暖かくなる物です。電気カーペット、電気毛布、炬燵（こたつ）、などがそれに当たります。

湿熱とは、しっとりとした熱になるため、時間が経つにつれ段々と温度が下がっていく物になります。湯たんぽ、お風呂、ホッカイロなどが代表的な物になります。

起きている時は、乾熱で暖めると室内温度も上がりおススメです。でも、冷たい空気は足元にあるため、

長時間椅子やソファーに座る場合は、フリースなどの膝掛けをかけるように心掛けて下さい。

　就寝の際は、湿熱を使うとリラックス効果（副交感神経）が出やすいので、深い眠り（ノンレム睡眠）に入れます。電気毛布や電気カーペットのような乾熱で就寝すると、体が乾燥しやすく、体調を崩したり痛みを引き起こす原因になりがちです。お気を付けて下さい。

≪頭寒腹熱・頭寒足熱とは？≫

　東洋医学では、夏場と冬場の時期には、頭寒腹熱、頭寒足熱というぐらい、体のある部分を冷やしたり、温めたりすると効果的といわれています。

　夏場は、頭寒腹熱といわれ、頭を自然の風にあて、お腹を温めると効果的といわれます。夏場は、体を冷やす飲み物や食べ物（トマト・ナス・キュウリなど）を口にすることが多く、内臓が冷えやすくなり、秋口になると内臓の冷えが太りやすい体質になります。

　冬場は、頭寒足熱といわれ、頭を自然の風にあて、足元を温めると体が冷えにくいといわれます。冷たい空気は足元の方に流れ、床などに足を置いておくと足元から熱を奪われて体を冷やすといわれています。

≪この時期に人気のアイテム≫

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