ヒーリングニュースvol.89　食品添加物

≪禁煙すればするほど肺ガンが増えている？≫

日本人の死亡原因は、２０２０年の１位はガンで、３８万人が亡くなっています。２位以下は、心疾患、

老衰、脳血管疾患と続きます。

ガンの要因の上位を占めるのは、喫煙または受動喫煙と感染症です。そして飲酒、塩分の過剰摂取、肥満、野菜・果物不足、運動不足と続きます。しかしそれらの中には、０．３％とか０．７％とか、殆ど影響がないくらいの数値のものが多いといわれています。

喫煙率でいうと、１９６５年には９割ぐらいの男性がタバコを吸っていました。それが２０１５年には２０％、２０２０年になると更に減っています。２０代男性などは、もう１０％程度しか吸っていません。１９６５年の約7分の1になっています。そうなると、「タバコは肺ガンと関係がある」と思い、かなり減少していると思いがちですが、実際のところ、7倍に増えているのが現状です。死亡率は４倍も膨れ上がっています。なぜでしょう？

≪食品添加物とは？？≫

食品に使用されている添加物とは、食品の彩りや風味をよくし、長持ちさせるために使われている着色料・香料・甘味料・保存料などのことです。例えば、ゼリーやプリンなどのデザートに、おいしさを演出するための色や香料、食感には食品添加物が欠かせません。更に、肉や魚などの生鮮食品には保存料や殺菌剤などの食品添加物によって食品を長持ちさせる重大な役割をしています。現在、この食品添加物が注目をされていて、『ガンの原因』とされています。

コンビニやスーパーで売られているお弁当やおにぎりも当然混入されています！！

≪給食を変えたら子供が変わった！！≫

有名な話があります。長野県真田町（現・上田市）の中学校で校長を務めた大塚先生のエピソードです。

９０年代、校長として赴任した中学校では、校内暴力や非行が吹き荒れ、生徒達は学習に対しても無気力でした。それをどうにかするために、特に注目をしたのが、授業改革と並ぶ給食改革でした。問題行動の多い生徒の大多数がコンビニ弁当やファーストフード、即席麺、菓子類などを常食していることに注目しました。１日１食でもバランスの良い食事が必要だと考え、給食を変えようと試みたのです。当時の給食は、米飯は週１回のみで、主食は揚げパンやソフト麺、ハンバーガー、おかずは肉が大半でした。それを週5回米飯と無農薬、低農薬の地元野菜、産地が明確な国産の肉・魚を用いた和食に切り替えたのです。すると、１年でタバコの吸い殻が消え、２年で非行、犯罪が消え、当時５０人程いた不登校の生徒は２人まで激減しました。学力テストも全国平均より高い成績を上げるようになりました。食事の重要性を考えるのにこれほど印象深い話があるでしょうか？

　≪どのような食事が理想なのか？≫

無添加の表示にルールはなく、食品によって定義が異なります。無添加と表示されているものの中には、　保存料は不使用でも香料は使用しているなど、一部の添加物のみ無添加の場合もあるため、無添加という

表示だけを過信するのは避けた方が無難です。

食品に使用した添加物は、すべて記載することが　原則となっています。原材料がシンプルな物を選ぶことに加え、健康に配慮したいなら無農薬・オーガニック食材なども選ぶ際の目安にするとよいとされています。