ヒーリングニュースvol.63

６月に入り、そろそろ梅雨を迎えようとしています。
梅雨時期は、不定愁訴の症状が出やすく最近では、気象病と言われています。
体調を崩しやすいので、皆さん気をつけて下さい。

脊柱管狭窄症

腰の痛みで悩む方が多い中、病院等で「脊柱管狭窄症ですよ。」と、診断されても言葉は知っていても、どのような症状なのか今ひとつわからないのが現状だと思います。
今回は、簡単にわかりやすく説明していきたいと思います。

背骨には、脊柱管といわれるトンネルがあり、その中を脳から連結している神経の束がお尻の方まで通っています。
この脊柱管がさまざま原因で狭くなることを脊柱管狭窄症といわれています。

原因

主要な原因は加齢です。
７０歳以上では、５０％以上、約半分の方が腰部で起こる腰部脊柱管狭窄といわれています。
骨が変形したり、背骨の周りの靭帯が厚くなったりすると、脊柱管が狭くなり、神経を圧迫します。
また、先天性や成長の過程で脊柱管が狭くなることも起こったりします。

症状

主な症状は、腕～指先、脚～足先のシビレ、痛みです。
他にも突っ張り感、指の細かな動作のしにくさ、歩行の不自由さなどの症状があります。
症状が進行すると、日常生活に支障をきたし、排尿障害などを引き起こします。

※症状は、左右両側に出ることもあれば、片側だけの場合もあります。
脳に近いところで狭窄が起これば、そこから下に症状が出るということです。

例えば、脳が中心部分になるので、頸部で狭窄が起これば、腕～指先、脚～足先の両方にシビレ等が出やすく、腰部で起これば、腰から下に症状が出ることになります。

間欠性歩行

歩ける距離や時間が次第に短くなってくるのが特徴的な症状で、前かがみになってしばらく休むと症状が和らぎ、また歩行が出来る状態を間欠性歩行といいます。

※ここまでの説明でご理解できたでしょうか？

当院で説明する場合は、どのような症状でも何かに例えて説明することを心掛けています。

この脊柱管狭窄症を説明する場合は、先ずは水道の蛇口を想像してみてください。
その蛇口が首または腰と置き換え、蛇口の先にホース（腕・脚）が繋がり、ホースの先（手先・足先）から水が出ている状態が正常と考えて下さい。
身体に何かしら症状が出ているとなると、どこかで水が詰まっていることを意味します。それがいったいどこでおきているのか？

原因は、水道の本管自体に水が通っていないことを意味します。
そのため、いくら新しい蛇口やホースを変えたとしても、水道の本管自体に水が通っていなければ、いくら直しても水は出てきません。それが、体でいう脊柱管になる訳です。

◎当院ではこのような症状でも施術は出来ます。
周りの方に、このような症状でお悩みの方がいましたら、当院にご相談下さい。